オリジナルブランド『森善』

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森善の特徴

本来の木色・艶・香りを残した乾燥材
低温にてじっくり乾燥させるため、木材を傷めることなく乾燥させることができ、仕上がりの色・艶も自然乾燥に近くなります。

木色比較

内部割れの無い安全な乾燥材
内部割れの恐れがある高温セット法や、100℃以上の高温乾燥は行わないため、将来の強度低下につながる内部割れがありません。

施工・加工がしやすい
森善は、独自のスケジュールでじっくりと乾燥させ、自然乾燥に近い状態で仕上げるため、表面が堅くならず加工しやすい製品です。

耐久性能の維持
内部割れもなく、木に負担のかからない乾燥スケジュールにて乾燥させているので、木本来の耐久性能を落とすことがありません。
また、従来の乾燥材に比べ、劣化スピードが遅く、長寿命です。

寸法安定性
4面プレーナーにより仕上げるので、高度な寸法制度の仕上がりです。幅490mmまで対応いたします。

従来の乾燥法との違い

従来の乾燥法 森善
乾燥温度 120℃(高温セット時)
高温乾燥・・・100℃
中温乾燥・・・80℃
80℃以下
高温セットは行わない
乾燥日数 7~10日 10日~14日
割れ 内部割れ起こる 内部割れなし
長所
  • 乾燥時間の短縮
  • 表面割れ防止
  • 15%以下の含水率まで落とせる
  • 色・艶・香りを損なわない
  • 内部割れがおこらない
  • 加工がしやすい
  • 将来的な耐久性の低下が起こらない
短所
  • 内部割れの恐れがある
  • 表面が黒ずむ
  • 焦げた臭いがする
  • 表面が堅くなり加工がしづらい
  • 内部もボソボソして加工しづらい
  • 将来的な耐久性に疑問
  • 表面割れがおこる
  • 高温乾燥ほど含水率は落ちない
    (25%以下)

乾燥温度が耐久性に与える影響

部材の強度

住宅の梁などのたわみやすさの指標となる曲げヤング係数は、乾燥条件による違いはありません(図8-4)。
しかし、強さの指標となる曲げ強さは、90℃と120℃の乾燥でほとんど違いがありませんが、135℃では他よりも明らかに低下します(図8-5)。
力の加わり方によっても乾燥条件が強度性能に及ぼす影響は異なりますが、強さについていえば、乾燥温度が高すぎると低下してしまいます。
また、乾燥温度の他にも、内部割れが大きいと強さに影響することが考えられます。

乾燥条件が曲げヤング係数に与える影響
乾燥条件が曲げ強さに与える係数

部材の耐久性

心材は、微生物や菌からの攻撃に対して強く、辺材に比べて耐久性が高い部分です。
シロアリに対する強さの指標となる耐蟻性は、乾燥条件の影響がほとんど認められません(図8-6)。しかし、腐朽菌に対する強さの指標となる耐朽性は、乾燥温度が高くなるに従って少しずつ低下します(図8-7)。
このように、乾燥条件によっては耐久性が低下することに留意する必要があります。

乾燥条件と耐蟻性との関係 乾燥条件と耐腐朽性との関係